宝塚という町は、全国的には、宝塚歌劇団が有名で、他の都道府県の方とお話をしても、直ぐに何処にある市かご理解いただけます。その他にも、安産のお寺で有名な「中山寺」があります。聖徳太子が国内初の観音霊場として創建され、西国三十三所の第二十四番札所であります。また、漫画の神様と呼ばれている、手塚治虫氏が幼少の頃、育った町でもあり、御殿山で過ごした時の虫の採取のことや、母親に連れられて観劇した宝塚歌劇など、こよなく愛した自然と歌劇から、その後の漫画作品に影響を及ぼしたとされています。宝塚市内には手塚治虫記念館があります。

title_地域の由来

地名の由来については、色々な説がございますが、宝塚のホームページには、1701年に岡田(おかだ)渓志(けいし)という人物が編さんしたとされる地誌・摂陽群談には、宝塚について「この塚のそばで物を拾う者に必ず幸せあり。このことによって宝塚の名が付いたといわれている」と、紹介されています。

title_宝塚の歴史

宝塚は、古く縄文・弥生時代にさかのぼる昔から、歴史があり数多くの古墳などが存在します。中世頃には、農耕が盛んになり、17世紀後半には山本地区の植木産業が本格的な発展を見せ始めます。また、街道の宿場町として小浜地区が江戸時代に栄えました。明治時代に入り、観光業が発展、明治17年、武庫川右岸で温泉が発見され、明治20年に宝塚温泉が開業しています。

title_炭酸水

観光業の発展と共に、炭酸水も宝塚から生まれました。ジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏が、明治22年頃に宝塚市で炭酸鉱泉を発見しました。食卓用の優良な鉱泉であったため、瓶詰めを企画し販売されました。炭酸水発祥の地としても有名です。

title_交通

明治30年頃に、阪鶴鉄道(現在のJR宝塚線)が開通。その後明治後期には、箕面有馬電気軌道(現在の阪急電鉄宝塚線)が開通しました。鉄道の開通と共に、町も飛躍的に発展をしました。鉄道の開通に大きな活躍をされたのは、阪急電鉄をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)の創業者小林一三氏です。近年、JR沿線も快速が停車することから、新大阪駅迄約30分、大阪駅まで約25分で到着することが出来るため、交通の便もかなり良くなっています。尚、近年では、ハイウェイの宝島とコンセプトで、宝塚北サービスエリア(新名神高速道路)完成され、西日本最大の店舗棟面積や西日本最大級の駐車台等を有しており、観光スポットも兼ね、交通アクセスにおいても重要な拠点となっている。

title_宝塚歌劇

小林氏は、大正3年頃に宝塚少女歌劇(現在の宝塚歌劇)を誕生させました。歌劇を誕生させたことで、宝塚市は「歌劇と温泉のまち」として、広く世間に知られるようになります。

title_市政と人口

平成27年3月1日に、宝塚市制60周年を記念して市が制作した絵本「宝塚市の60年」として発刊されました。宝塚市の市制施行は昭和29年4月1日。宝塚町と良元村が手を結び、宝塚市が誕生。翌30年には隣接の長尾村と西谷村が合併し、現在の市域がほぼ確定しました。その後、住宅地として発展し、令和4年5月1日現在、宝塚市住民基本台帳によると人口・推計人口・世帯数では、224,652人となり、住宅地として飛躍的に発展したことが理解できます。

title_環境

田畑や池が多く、自然を多く体験することができます。また、だんじり祭りも年に数回実施され、町の団結力もあります。スポーツなども盛んなことから、有名なスポーツ選手も輩出しています。大きな河川があり、自然に囲まれていることから、運動を積極的にすることができます。毎年、秋から年末にかけて、宝塚ハーフマラソンが実施されます。毎年市長と宝塚歌劇の役者の方と、お笑い芸人であり、アスリートの間寛平さん(宝塚市在住)が、スターターとなって、参加者を盛り上げてくれます。色々な体験、発見をさせてくれる町、宝塚市に是非、お越しください。